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なぜ閉じようとするのか

閉じた世界は怖い。原理主義や軍国主義、独裁。 そういったものの扱いは非常に厄介だし、もちろん力づくなんかじゃ破壊できない。 アメリカが昔っから叩き潰そうとしてるイスラム原理主義なんて場所を移動してるだけで、しかもどんどん拡大している。 もちろん開いた世界のことも少しは彼らも知ってるかも知れない。 しかし婉曲した情報を刷り込まれたり、熱心な愛国教育により、開いた世界を良しとはしないし、「良しとすると罰せられるから」とペナルティ方式に思い込んでるのかも知れない。 日本は「開いた世界側」であるし、閉じた世界の住人に開いた世界を見せて、上記のような理由で納得してもらえないならば無視しておけばいい。 「これはうちの領土だ!」とか「お互いが」言い合っても埒があかないのは自明の理だろう(そりゃ「広い方」を取るよね)。  だから第3者が普通に決めればいいじゃないか。そこに明確な線引いて、「超えたら、こんなペナルティあります。いいですね?」てすりゃいい。そこを守りながらじゃないとまともな外交が出来ないでしょ。 閉じた世界は怖いし、厄介だ。 「あの怖さと厄介さが、いいよな」て思ってるのが安倍じゃないのか。 日本はようやく成熟した国への第一歩を踏み出している(日本のいろんなものが世界一だと思えるようになってきている。一昔前は違った)、と実感しているのに、せっせと閉じようとしている今の日本。 日本には多面的な人間なんていない、もしくは極少数、というのが歳を重ねてきた実感ではあるが(多面的でないからある意味善良な国民なんだろう)、今の日本に求められている政治家は自然と「国を閉じようとしちゃう側面」も同時に持ち合わせてしまうのだろう。