Doit Science "都市計画" MV
ドイサイエンス初のMV。 歌詞やコーラス、リズムとリンクしてるのがナイスで。 一聴した限りでは少し歌詞が聞き取りにくいけれど、このMVといっしょに見たら分かる? のかな?それは俺が歌詞を知っているからか。な? 古い知り合いのバンドだからとかそういうんではなくて、純粋にすごいバンドだと思う。 インディーで(メジャー手前という意味のインディーではなくて、インディペンデントに活動をしている、という意味での)活動するバンドというのは「俺はかっこいいと思うんだけど」とか「みんな変て言うんだけど絶対良いよね」ていう曲をやってるのが多くて、こちらがそういったバンド達に求めるのもそういうものだったりして、妙にメジャー・ディレクションなインディバンドを見ると「んーそういうの分かるんだけど、せっかくインディでやってるんだし面白いことやろうよ」とか思ってしまう(僕はインディしか好まないという訳では無くって両方好きなんだけど、インディに求めるのはそういうことになってしまうというだけで)。 その「変」なんだけど表現するバンド自体が「俺たちはかっこいいと思ってる」度合いがかなり高いとそれはどうしたって「かっこよく」なる。表現する側が「かっこいいオブラート」に包みまくってこちらに放出するわけだから、当然そうなってしまう。 ドイサイエンスの「俺たちはかっこいいと思ってる」度合いの高さというのは、ライブの演奏を見ていたらバキバキと伝わってくる。バンドメンバーが持てる力の100%で演奏している。あと、「かっこよくなるためだったらいろんな努力を惜しまない」、とか、「かっこいい曲が出来ないんだったら1年だって2年だってかかって完成してやるさ」、という気概とか。そこらへんが「ロックバンドの理想に最も近い」と思ってしまうところで。あとなぜ「ロックバンド」かというとドイサイエンスの音楽は「ロック」が一番しっくりくる。「ポストロック」じゃ小さくてはまらない。ジャンルがはまるような音楽じゃないんだけど、「ロック」みたいな大きなジャンルで初めてしっくりくる。 清田さんが確か昔「あれ?ふつうに良い曲だと思うんだけどなー」と、自分たちの曲の事を言ってて(多分「変だよね」とか言われたときだと思うけど)、その良い意味でのズレというのが、ドイサイエンスを「ポップ」たらしめている所以だと思う。表現している本